昨日のTVでは、暗い話が多かった。
一つは介護保険の見直しで、今現在の1割負担が収入に応じて2割、3割負担となる事。
取りあえず、先への見送りとなったけれど、私がお世話になる頃には3割負担となるだろうな。
出来るだけ自宅で過ごし、ゴミ出しとか買い物とかを短時間ヘルパーさんに手伝ってもらい、最後は特老に入って終わる。
なんて生活を想像していたが、それも難しい時代が来るかもしれない。
これからの最大の資本は健康
それと、自分で自分を満足させる力、楽しむ力。
なんだろうな。
ピンピンコロリ!が理想だ。
それと昨日ショックだったのは、「88歳の母が70歳の娘の介護に疲れ、無理心中を図った」というニュースだ。
サービス付き高齢者住宅に入居して、おむつ換えや体位変換のサービスを受けていたという。
だから、不安も漏らしていたと言うから、誰とも会わない訳では無かった。
しかし、実際相談に乗ってくれる相手がいなかったということか。
88歳母、70歳娘と心中か 「娘の介護大変」相談…遺書も 福岡市(西日本新聞) - Yahoo!ニュース
確かに・・介護は大変だ。
父が心臓が痛いと言って入院し、その頃、妄想が出て母を虐めるので、そのまま心療内科に移動した。
当時は両親と私の3人暮らし。
3ヶ月以上は入院できないので、退院をしてくれといわれるが、母は父の看病が出来ない状態で、私は働かなくては暮らしていけなかった。
再々退院しろと言われるなか、
そんな状況を看護婦さんに話すと
「あなたが仕事を辞めて家で面倒を見れば良いでしょう」
と、言われる。
挙句の果てに父に向かって
「帰ってきてもらったら困るんだって!」と大きな声で言った。
そんな言い方をされて、どれだけ父が悲しむか・・
今でも思い出すと怒りが湧く。
家に帰りたいとねだる父と、帰って来ても面倒を見れない私。
だって、私が働かなくては収入が無い。
寝た切りの父親を、一人ではとても介護できなかった。
その頃は、まだ介護保険は無くて、ヘルパーさんも頼めなくて本当に困った。
父は入院中に歩けなくなっていたしね。
預かってくれる施設を探したが、まだ民間の施設は少なく、市役所の窓口で当分無理ですと言われる。
身寄りの無い人が優先で入居になるので、家族がある人は後回しになります。との返事であった。
その時は長姉の手蔓で、民間の施設に預かって貰えた。
本当に一人だったら、ただ泣いていたかもしれない。
そして行き詰って、それこそ、今回のケースに至ったかもしれない。
今、何事もなく暮らしているのは、ほんのちょっとした偶然である。
これからは自分の面倒だ。
だから、この本を買った。
理想は年金でも暮らしていかれる「老人ホームライフ」である。
最後までお読みいただき有難うございました。