北方健三著
が面白かったので、同じ作者の本で面白そうなのを探していた。
書評とか見ると
史記武帝紀(文庫判完結全7巻セット) (ハルキ文庫 時代小説文庫)
が評判が良いのだが、kindleには収録されていない。
夜、寝床で読むにはkindleは最適で、文字の大きさも自由になるし、明るさも自由になる。
文庫を明かりをつけて読むのは、少々面倒くさい。
そこで、図書館に行ってみると、全7巻が揃っていた。
早速借りる。
1冊1600円だから、これだけで、12320円。
使ったと思って貯金すれば良いのだけれど・・と思いながら、ついニンマリする。
夏場なら借りたその場でページを開くが、あいにくの冬。
急いで家に帰り、食事をしてお風呂に入り、ちょっとだけページを開く。
3,4,5ページ。
面白そうだ・・
の男性版の様な物語だ。
しかし、「血涙」では、異母兄弟9人が、それぞれ兄弟姉妹という感情を持っていたにもかかわらず、今作では異母兄弟は兄弟という意識すらない。
家族とか姉妹とか、それぞれ、どれだけ関わって暮らしてきたかという事実の積み重ねでしかないと思う。
しかし・・面白そうな本が7冊。
まだ見ぬ世界が広がっている。
こんなに楽しい事がまたとあろうか。
できることなら、歩いていかれる図書館の隣の家に住みたい。