友人の知り合いで50代の介護職の女性がいる。
介護で腰を悪くして、傷病手当を受けながら療養していたのだが、この度退職した。
まだ腰は完全ではなく、次の仕事を探さなくては不安だと、友人に相談に来たという。
腰の故障は、職業上の発病と言えなくも無いが、労災の認定は難しい。
労災は因果がはっきりしていないと、認定してもらえない可能性が高い。
独身、高齢、子供なしの女性というと身につまされる。
友人は「まず体を直してから・・」とアドバイスしたという。
50代というと、年金生活になるまでに、まだ10年以上働かなくてはいけない。
10年は長いなぁ・・
弟さんはいるようだけれど、結婚しているし、生活費を頼るのは嫌なようだ。
独立独歩の精神は偉い!!
独身で子供も無く一人暮らしというのは、働けて自活できているときは何という事は無いのだが、この様に体を壊すと大変だ。
最近の保険は入院費しか補填してくれず、自宅療養には何の補償も無い。
保険もあまりあてにはならない。
傷病手当も1年半受給したというから、ほぼ目一杯の期間を使えたという事で、これ以上どうしようもない。
そんな意味では、私は一応65歳を過ぎて、年金受給資格を得たことは、とても心の安定となる。
とりあえず、食い扶持くらいは支給されるものね。
何か彼女の力になれる事は無いかな。