友人の友人の女性(Aさん)、年齢50代半ば、バツイチ離婚後一人暮らし、子供無し。
弟が一人いるけれど、弟も自分も夫々が自分の生活に一生懸命。
腰を痛めて、手術となったが、若干手遅れで完全には治らない。
傷病手当を、1年半受給後自己都合退社。
腰の労災認定は難しいんだ・・。
療養生活が続いたので、できれば直ぐに就職したいのだが・・、と、友人の所に相談に来たと言う。
友人も、もう70代半ば、現役時代の顔の広さも無くなり、職安に相談するように勧めたという。
それで、最近の話・・
職安で、就労可能という診断書を提出するようにと言われたが、掛かりつけ医は、就労不可という診断だったという。
弟はいるけれど、姉の生活を援助するだけの力は無いし、結局のところ生活保護に頼るより仕方が無いだろう・・という話となった。
聞いている私は、辛うじて年金を受給できる年齢になった。
勿論年金だけで生活できるわけでは無いが、後3年、何とか勤めれば、単身高齢女性の平均生活費程度の年金がもらえる予定だ。
住居費がかからなければ、病気にならなければ、大きな変化が無ければ・・何とか先は見えた。
Aさんは、年金受給までは後10年。
ほんの僅かの偶然で、私も彼女の立場になったかもしれない。
彼女の先はまだまだ長い・・
病気を抱えて働いても、やはり知れている。
どうしても行き詰るのは目に見えている。
本当にどうしたら良いのだろうか。
傍目に考えると、働けないのだから、肝を据えて生活保護を申請し、肉体労働では無い仕事につける努力をする。
でも、高齢になるにしたがって、肉体労働では無い職場も少なくなるし、どんな職を得れば良いのかも迷う所だ。
実に、身につまされる・・という気がする。
最後までお読みいただき有難うございました。