暮れに悪性リンパ腫と診断された同僚は、3月になって漸く治療となったが、あまり改善されず、またもや治療が始まる様子だ。
治療まで病院の対応が遅くてイライラしていたが、職場復帰しても、かなり疲労が目立つ。
東京の癌センターへの通院を勧めるも、遠いし、家族の事、お金の事など、決心がつきかねている様子である。
問題は定年の時期と社会保険加入
彼の定年は今月に迫っている。
即時再雇用となっているのだが、一応定年退職となるため、社会保険の再加入となる。
丁度、その時期が再入院と重なりそうなのだ。
今、傷病手当を受けているので、聞いてみた。
傷病手当は受けられるか
1.3月に1回目の傷病手当金を受けている。
2.退職日までに継続して1年以上の被保険者期間がある。
という理由で療病手当金は受けられる。
傷病手当の金額は
定年前の標準報酬で計算される。
再雇用時の報酬は約半額になるので、これは嬉しい。
問題は・・
社会保険加入の条件に、「所定労働時間が週20時間を超えている」という項目があるため、治療で長期欠勤の場合は認められないかもしれない・・ との指摘。
さて、どうしよう・・・
社会保険に入れないデメリット
1.まず、傷病手当金と年金の満額が受け取れない。
資格喪失後は、年金と傷病手当金の差額しか貰えない。
2.国民健康保険料が高額
国保の保険料は前年の所得で計算されるため、保険料が高額になる。
報酬は半額になるのに、保険料は高額・・その上療養中なんて・・
最後に・・
会社は再雇用を決めているので、良いじゃないか!と思う。
国だって、定年後も働け!働け!と言っているんだもの。
何故か、本当に困っている時の対応が鈍い。
この同僚も3月の治療後、とても働けると思えない状態でも出勤してきた。
理由は傷病手当の対象にしてもらえなかったからである。
誰しも生活があるからね。
働かないと暮らしていけないんだ。
最後までお読みいただき有難うございました。