あちこちからお中元のカタログが送られてくる。8月お盆前がお中元の時期だったのが、今は早まって、7月早々に届けられる物もある。デパートなどは囲い込みを狙って、6月中の注文でサービス券を付けるなど工夫している。
◇ 今までのお中元
今までは夏は下原の4Lのスイカにしていた。下原のスイカというのは有名で、一時はスイカ大臣と言われたほどの収穫とブランド銘を誇っていた。今は毎年甲子園球場一つずつ耕作地が減っていくそうだ。シャキシャキとした歯触りが特徴で、甘味もしっかりしていて、どこにお送りしても喜ばれた。甥に頼まれたお中元も4Lのスイカにしていたのだが、近年ご高齢の方が多くなり、スイカを送らないで欲しいという連絡が入るという。理由はご高齢の方や、小家族の方には食べきれないのが理由だという。いくら美味しいスイカでも、冷蔵庫に入りきらないし、皮が捨てるにも面倒との事らしい。ちょっと前は実家から沢山送られてきて、お裾分けするのが常だったけど、今は隣近所のおすそ分けも無いのね。ひと昔は、嵩が有るのも価値の一つだったけれど、時代が変わってきたということか。
◇ では、何にしようか
せっかくお送りするのだから、ここで取れるもの、作られるものをお送りしたい。長野県といえば、
1.お蕎麦
しかし打ち立てのお蕎麦にはかなわないので、乾麺や防腐剤の入ったお蕎麦はお送りしたくない。ということで却下。
2.お漬物
野沢菜などのお漬物も田舎らしい。やはり地元で食べるのには敵わないし、今はお漬物を召し上がる方も減っている。ということで却下。
3.おやき
私は大好きだが、友人で「おやき」が美味しいのでリクエストという人はいなかった。多分、万人向きではなさそうだということで却下。
4.地物の蜂蜜
これはお勧めなのだ。桜の蜂蜜など、花の種類毎のものがあり、上品で美味しい。少々高い。つまり、見栄えがしない。それに、蜂蜜が苦手な人も結構いるんだ。
5.地元のお菓子
お菓子は都会には色々有って、負けてしまうだろうな。と思って却下。
6.県内の果物
スイカだけでなく、葡萄も産地だ。特に長野パープルなどという県内でしか生産されていない種類もある。でも、問題は9月中旬が最盛期。お中元というには遅すぎる。
◇ 今年の結論としては
甥に連絡した所、とりあえず、今年は葡萄にするとのこと。しかし・・9月になってしまって良いのかね。お中元を今まで貰っていたら、今年も来ると思わないかしら・・。心配だ。
追記 29.6.30
温室栽培の葡萄にしようかと考えているが、でも、値段が露地物に比べて倍ほど違う。スイカはスイカ、葡萄は葡萄。桃の味はしない・・。同じ物を倍の値段を付けるか??