先日、知人と話していると、山の朝焼けが美しく、それだけでこの場所に住んでいる甲斐があると言っていた。
それにしても、最近の観光客の入込は激減で、市内経済も落ち込んでいる。
温泉郷も、かつては地元の人は泊まりに来てもらうのは迷惑だ。なんて言う程強気な経営をしていたが、今はあちこちで閉館となり、時々韓国、中国のツアーが入るように変わってしまった。
でも、私の故郷は
今なんて、あちこち紅葉の盛りで、なんてことない所が美しい。
食べ物も、長野県は果物の宝庫で、何を食べても美味しい。
桃、スイカ、葡萄、梨、リンゴ、どれをとっても生きていられて幸せだと思う程美味しい。
お米は魚沼産のコシヒカリに負けない。
野菜も、今年は黒姫のトウモロコシが忘れられないくらい美味しかった。
海の幸は無いけれど、山菜、イワナ、茸は豊富だ。
栗菓子も、小布施、飯島町は有名だ。
取り立ての山菜の天ぷら、イワナの塩焼き、茸汁、茸ご飯なんて、本当に山の幸である。
そうそう、長芋も名産だ。芋汁にしても、天ぷらにしても美味しい。
私は飲まないけれど、ワインもあちこちで作られている。
蜂蜜も地物が市場に出回っている。
温泉だってあるんだ。
それなのに、何故か地域が落ち込む。
人口も減り、観光客も低迷すると、どうしても地域に落ちるお金が減ってくる。
そうすると、商品は少なくなり、店舗も少なくなり、業務ベースで採算が合わなくなる。
中央商店街はシャッター街となり、昼間、道を歩いている人がいなくなる。
先日、街一番のケーキ屋さんで、ショウウインドーのケーキの種類の少なさにショックを感じた。
温泉にゆっくり入って、地産の新鮮な素材の料理を食べて、のどかな田舎の景色に慰められる。
そんな旅をしてみませんか。