1.鷹の羽の城
この本で白石一郎に出会った。両親の愛情からも遠く、人々から恐れられていた人鬼と呼ばれた彼を愛する乙女と出会い、焚火で彼女を抱きながら幸せを感じている場面に憧れた。好きな相手と贅沢でなくても、毎日の仕事を終えて、抱き合いながら焚火を眺める暮らしがしていと思った。確か、まだ20代の小娘だったと思う。大切にしていたが、いつの間にか無くしてしまった。1円で売っていたので、つい買ってしまった。
アマゾンのトップカスタマーレビューが凄い。ぜひ読んでいただきたい。
追記 2017.6.12
アマゾンから本が届き、読み直す。妙と人鬼が焚火をして星空を仰ぎつつ寝むシーンを読みたくて、結局最後まで読んでしまった。忘れてしまっていたが、最後は悪くない。妙と二人、山に希望を抱いて戻っていく。頑張れ。