村上春樹の「職業としての小説家」を読み始める。
小説はなぜか手が出ないのだが、エッセイはわりと好きだ。
彼は学生結婚をして、喫茶店を出すのだが、20代はかなり厳しい生活を送る。
今、厳しい生活をしている人に
「今はまぁ大変でしょうが、先になってそれが実を結ぶことになるかもしれませんよ」
というけれど、先っていつだろうとか思ってしまう。
20代の人が聞く「先」と、60代の私が聞く「先」では随分と感じが違う。
彼は注文の作品は書かないので、長編の2~3年かける作品では、その間の生活費は貯金を切り崩して使う事になる。
それはそれで、結構不安定で気が揉める事だと思う。
なぜなら、作品の完成が保証されているわけではないし、期限も決まっているわけでもない。
定年が近くなり、定期的な収入が無くなると思い始めると、何やら他人の生活が気になりだす。
別に人の事を気にしても仕方が無いのだが、何とか生きて行かれると納得したくて仕方が無いらしい。
今日の出費
・ 1944円(本代「職業としての小説家」)
今日の老後資金(29ヵ月で285万円を貯めるのが目標)
・25198円(流動費残)
・50000円(慶弔予備費)