知人に、従業員の男の人に、毎日お夕飯を持たせているという話を聞いた。
彼女は一人暮らしなので、一人分の食事を作るのは退屈だという。
それで、彼の夕飯を持たすために、献立をアレコレ考えて、そうすると元気が出てくるという。
だから私は元気を貰っているのよ。と笑って言うが、正直、頭が下がる。
そこまでしなくちゃいけないか?とも思うし、そこまでするから懐いても来るんだと思う。
でも、誰かに何かをあげるのって、やはり元気の源だと思う。
退屈してつまらない時、チビ娘に何か送りたいと思うものね。
サクランボとリンゴジュースを送った。
「めちゃ 美味しかったよ」とメールが来たが、いつまで喜んでくれるものやら。
もう少し大きくなったら、「お金で送ってくれれば良いのに・・」なんて言い出しそうだ。
だって、もうブラックホールの様な食欲は収まってきたようで、あまりお菓子を送ると「太っちゃう!」なんて苦情が来そうだ。
「人生に嫌気がさした」と立てこもり事件が起きているが、誰でも時たま「嫌気はさす」
そんな時の対応は、やはり「寝て、食べて、楽しい妄想」である。
でも、この立てこもりをした人は「寝る所も食べる物」も無かったのだろうか?
だから刑務所に戻りたかったのだろうか?
誠に人生は為し難い。
チビ娘に何か送ってあげたい、喜ぶかなぁ・・今頃見ているかなぁ・・なんて妄想はやはりとても楽しい。
自分だけを生かしているのは、何か飽きた。
自分以外の物に関わりたい。
それも、ぐっと関わりたい。
でも、大概は距離を置くんだ。
あまり手を出しちゃいけないと自分を戒める。
しかし、話は戻るが、この知人は人との距離をぐっと縮める事が上手だ。
そこまでしなくても良いじゃないかと思う事も、サラリとしてのける。
余計なお世話と言われそうだなぁ・・と、思う事もやってしまう。
これって、結構偉い??
ちょっと尊敬してしまう。最後までお読みいただき有難うございました。