華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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仕事もしないで読んだ本は「鹿の王」

仕事は沢山有るのだが、全く働く気にならない。

「動いていないと気が休まらない」なんて働き者の人がいる一方、私のように根が生えてしまっている怠け者もいる。

 

職場にいる方が、何かと動けるのは、暖房が効いているせいだと思う。

 

コロナ禍で収入が減り、1部屋しか暖房ができないので、家族が居間に集まるという状況を「貧困」をテーマとした放送でやっていたが、目から鱗である。

 

何がって、1部屋暖房・冷房は我が家では当たり前だからだ。

だから家全体が寒い。

 

ある日、冬、近くの人の所へ行ったら、玄関と廊下にストーブが焚かれていた。

部屋の中でストーブを焚くということは有るけれど、玄関や廊下を暖房するという事など考えたことも無かったので、少々びっくりした。

時々、自分は貧乏なんだと思い知る。

 

まぁ、でも別にどうという事は無いけれど。

 

美味しい物は食べたいけれど、毎日フルコース食べたいわけじゃ無いし、シャネルのスーツも着たいけど、ユニクロの500円の投げ売りジーンズでも充分嬉しい。

安上がりな女である。

 

それで、居間のお炬燵に根を生やして読みふけった本が「鹿の王」

鹿の王【全4冊 合本版】 (角川文庫)

ダニから黒狼に伝染したウイルス(?)が山犬から人間に移り、多くの人間が死んでいく。

ちょっとコロナ禍を彷彿させる。

これがコロナ禍の何年も前に書かれたというのも驚異である。

 

そして、この続編「水底の橋」では、女性が生き生きと描かれている。

鹿の王 水底の橋 (角川文庫)

特に天才的な医術師ホッサルの助手である恋人ミラルは魅力的だ。

薬師としても一流の知識と経験を持ち、ホッサルと対等に仕事ができる。

 

しかし、二人には超えられない障壁として身分の差が有ったのだが、ミラルはそれを鮮やかに飛び越えて、さらに医術を習得する場へ飛び出ていく。

でも、ホッサルとの恋を諦めたのではない。

 

この様な、恋も仕事も全てを手に入れる女性は大好きだ。

諦めない、うじうじしない、努力する。

 

うん!私も努力しなくっちゃ!

 

最後までお読みいただき有難うございました。

 

 

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