華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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突然の病気。その時どうする

友人の義兄さんの話です。

 

彼は、食べ物が喉を通りにくくなったから、ちょっと検査してくるわ。

と、言って出かけたのですが、結果は喉頭がんでした。

ご家族と相談して来て下さい。という医師の言葉だったそうです。

友人は、ショックを隠し切れません。

 

だって、彼女のお姉さんは、すでに亡くなって、子供たちもそれぞれの家庭を持ち、義兄さんは一人暮らしなんです。

年齢は80歳。年金と少しの仕事をしながら暮らしています。

でも、その生活は、健康だからこそ成り立っているものです。

生活だってギリギリだと思う。

 

毎日、夜8時過ぎ、電話が彼女にかかってきます。

お酒をちょっと飲んで、ちょっと淋しくなって、誰かの声を聴きたいのでしょう。

ほんの2言、3言話すだけだそうです。

 

子供たちには、まだ話さないで欲しいと言われたそうで、それも彼女は悩んでいます。

早く治療にかからなければいけないのに・・。

本人は夏過ぎて・・などとのんきな事を言っている。と、怒っていますが、多分お金の心配やら何やらで、すぐ治療などとはいかないのでしょう。

 

実は、彼は20年ほど前、事業上で失敗をしました。

その時に資金繰りのため、娘や息子を保証人にしたことが有るのです。

それを子供たちは、20年経っても背負い続けているのです。

だから、迷惑をかけたくない・・と思っているのでしょう。

 

一度躓くと、そこから立ち直るのは、本当に大変です。

今、コロナ禍で、多くの人が崖っぷちに立っているでしょう。

本当に、その崖底から、0地点まで戻るのは一苦労。

 

だから、彼自身には不測の事態への蓄えなんて無いと思います。

彼の息子も父親の連帯保証を被って、一生懸命に返済していて家計も大変。

妻にも時々文句を言われている状態。

そんな中で、父親の治療費を援助するなんて、殆ど無理な気がします。

 

男って、妻に財布を握られている事が多いでしょ。

妻に内緒で、父親に医療費の援助として、数十万のお金を出すのは無理だろうなぁ。

そして、これから治療後の生活費の問題もある。

援助し続けるのは難しい。

 

でも、息子も娘もいるんだしなぁ。

国は自助、共助、公助とか言っているしなぁ。

助けてくれないだろうなぁ。

 

こんな高齢者、沢山いるんじゃないのかな。

自分も含めて溜息がでるな。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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