私にはだいぶ年上の友人がいる。
だいぶ年上・・・
もう80歳になったと言っていた。
14歳ほど年上だ。
姉の様な存在である。
毎年野沢菜を漬けてくれる。
それを取りに出かけた時に、
ご主人と喧嘩をして、数日口を利かないと言っていた。
彼女は農家に嫁ぎ、一生懸命働いてきた。
ご主人は働き者の人で、時には「一緒に温泉でも・・」というと、
「一人で行ってこい」と言われるのと笑っていた。
それが、お金を使いすぎると小言を言うようになったと悲しんでいる。
勿論、彼女は派手とか贅沢とかは無縁に見える。
多分、ご主人は高齢になってきて、将来が不安になって来たのだろう。
だって、年金だけでは暮らしていくのは大変だもの。
だから、少しでも農業所得のある内に、まとまったお金を残しておきたいと思ったのかも知れない。
でもね、歳を取ると、口の利き方に気を付けなくてはね。
同じ事を言うのでも、口汚い表現だと傷つき方が違う。
もう、艱難辛苦を与えられなくても良いから、優しい言葉を言って、優しい言葉をかけて貰って生きたいと切実に思う。
最後までお読みいただき有難うございました。