母親は昔の田舎の女性なので、漬物が得意だった。
中でもナス漬けは絶品で、暖かいご飯にこれが有ればお代わりしながら食べられた。
古漬けも美味しく、これを味噌漬けにしてお茶漬けにして食べると絶品だ。
姉も母の腕を受け継いで漬物が上手だ。
今はナス漬け。真っ青な茄子紺にキラキラ光って漬かっているナス。
食が進まないこの時期には、何よりのご馳走だ。
しかし・・、この食べ物はちょっと危険だ。
食べ過ぎると口が真っ青になる。
歯のホワイトニングなんて、なんのその。鉄漿状態である。
後始末が大変。
そして、ちょっとしょっぱめの味付けなので、血圧に悪そう。
でも、夏にちょっとしょっぱくて唐辛子と漬けたおナスの美味しい事!
何といっても、美味しいナス漬けの最大の秘訣は野菜の鮮度。
スーパーでは間に合わず、新鮮な茄子を求めて産直通い。
これも結構大変。
そして何よりも危険なのが・・・今年は皮が堅いのです。
つい食べ過ぎて胃が痛くなるんです。
実は・・本当に危険な美味しさなんです。
な~んてね、言いながらムシムシ食べています。
真っ白な炊き立てのご飯に、茄子紺の漬物。
古漬けでサラサラ食べるお茶漬け。
良くぞ日本に生まれけりという幸せです。