華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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旬は美味しい

今の果物・野菜コーナーの旬は杏。

長野県は須坂市で杏が沢山作られている。季節には町一面が杏の花で埋まる。

そんなわけで、この季節、長野県のスーパーでも生食の杏が並ぶ。

ほんの1~2週間の間でしかないが、完熟の黄色い大粒の杏が食べられる。

今年は特に大粒で酸味も無く、美味しい杏だ。

ジャムにしても美味しい。手作りは独特の美味しさがある。しかし、ある年トーストにつけてもりもりと食べて大幅体重増になって以来、我が家ではジャムは厳禁となっている。

 

旬は美味しい。

先日北海道が実家の方から、メロンのおすそ分けがあった。

あまりに美味しかったので、ちょうど家にあったお中元ギフトのカタログを見ると・・

1個5000円~10000円。

う~ん、口が曲がる・・と眺めていた。

そしたらメールで6個5980円送料込みとの広告。

まぁ、6個は多すぎるので買わないが、この値段ならば検討の余地がある。

やっぱりメロンも今が旬ですか。

 

夏野菜もそろそろ旬だ。

今日はお客様から大きなナスを沢山戴く。

焼きなす、鉄火ナス、油で揚げても美味しい。

 

確かに、珍しいもの、早出しの物も目新しくて美味しい。

南国の果物、冬の温室野菜。

でも、南国の果物は、やはり南の地方で完熟を食べた方が、数倍美味しかった。

やはり瑞々しさや、その物自体が持つ力強さは地元にはかなわない。

 

物が溢れている都会は刺激的だ。

しかし、昨日のトマトが色付いて、2日間気が付かなかったキュウリが大きくなり過ぎたという日々の変化が目に見える田舎の暮らしもなかなか素敵だ。

だいたい旬というのは、露地で最も多く採れる時期なので値段も安い。チビチビでなく、どっさりと食べられる。

珍味をちょっと、というのも美味しいのだろうが、大皿にどっさりが田舎流だ。

露地で「私は美味しいわよ!」と、天下の美女が、楊貴妃が、虞美人がウインクしながら手招きしている。

 

この辺ではモロッコという種類のインゲンを良く作るが、我が家でも庭に1,2本植えている。

これを庭からちょっと採ってきて、茹でてマヨネーズで食べるのも美味しい。

夏野菜なんて、モロッコだって、ナスだって、シソの葉だって採りたてを天ぷらにでもすれば美味しい事この上無い。

何しろシソの葉だってモロッコだって思いついてからで十分間に合う。これこそ産直数秒だ。

 

たまたま今日行った酒屋さんに、地元の新蜂蜜が出ていた。

薄墨桜の蜂蜜と書いてある。

この蜂蜜やさんは、この酒屋さんにほんの少量出しているだけだ。

綺麗な薄い金色の蜂蜜で、ほんのり桜の香りがするという。

180gの小さな瓶を買う。

1000円ほどの贅沢だ。

お湯に少し溶かして飲むと、今年の新しい蜂蜜なので優しい味がする。

ちょっと元気が出てきた気がする。

 

やはりね、美味しいものに出会えると生きていて良かったと思ってしまう。

美味しく食べるためには健康でいなくっちゃね。

 

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