一瞬通電するのだが、すぐに切れてしまう。
夜中に姉と二人でタブレットの赤いマークを、じっと黙って眺めている。
ちょっと可笑しい。
どうやら電圧が低い?
洗面所の蛍光灯もつかなくて、何故か夜中に煌々と光っている。
先日TVで1玉108万円の桃を紹介していた。
時々、物凄く高い果物が出るけれど、1玉108万円の桃は桃の味がするんだろうか?
キャビアの味でもするんじゃないか?
いくら美味しくても、そんな桃は食べられない。
これに及びも無いが、「黒あま(紀の川柿)」を注文した。
ほんの時々、スーパーや産直市場にも出回るが、逢えるかどうかは運しだい。
と、いうか、殆どは出会えない。
それを偶然見つけた。
毎週探しに行くより確実だからね、思い切って注文しちゃったよ。
私より姉が好物なんだ。
柿を剥くと中が黒い。
渋抜きに特別な技が有るようだ。
毎年、食べるにしても送るにしても果物の旬を見極めるのは大変だ。
今年は、まず6月にサクランボを探した。
7月に杏。トウモロコシ。
8月にスイカ。9月の桃と葡萄。
10月に梨。11月にリンゴ。
12月にお餅、冬はみかん。
こうやって見ると、月替わりにチビ娘に送っている。
その合間に2か月に一度野菜ジュース。
これも黙っていれば届くと思っているようだ。
そして、最近はチビ娘からメールが届かない。
着いたら着いた、美味しかったら美味しかったとメールの一本も寄こせばよいのに、無しの礫である。
チビ娘ももっと歳をとったなら、おばあちゃんが良く果物を送ってくれたと思い出す事が有るだろうか。
でもね、その頃はもうおばあちゃん達は、生きているかもわからないのだから、今の内に、美味しかったよと嬉しがらせておかなくては駄目なんだよ。
だいたい、後5年くらいで注文をしにいけないと思うからね。
ネットで注文できたとしても、お金を振り込みに行けない。
なんやかんやで、いつまでもこの状態が続くとは思っちゃいけないよ。
最後までお読みいただき有難うございました。