今朝出勤の車を走らせながら、「守り人シリーズ」のバルサの事を考えていた。
バルサはヒロインとしてはちょっと異色だ。
何しろ30歳で美人とはいえなくて女性だ。
若いだけが素晴らしいわけじゃないと書いている(?)
守られるだけの、可愛い女の子だけが魅力的じゃないと言っている(?)
何しろ恋人のタンダは年下で、優しくて、そのうえ家を守る主婦だ。
タンダは兵役に当たった弟の代わりに兵役に出ていくような男性だ。
自分にだってバルサがいるというのに・・。
バルサは戦場にタンダを探しに行く。
う~ん、王子様が姫を救いに行くんじゃないのね。
そんな、地位も名誉もお金も無くて、お人よしの優しいタンダが素敵に見える。
背が高くて、ハンサムでお金持ちで、博学、武術百般じゃなくても魅力的なところが素敵。
女性も強くても、美人じゃなくても、中年でもやはり魅力的だ。
そして、これがベストセラーということが素晴らしい。
だって、たくさんの人が若くて美人じゃないバルサ、3高じゃないタンダに魅力を感じているという事だろう。
そしてそして、これが小学生の必読書となっていて、ファンレターの最年少が小4の男の子ということに感激する。
今の子供たちはこの世界をカッコいいと感じているんだ。
そうなんだよ子供たち!
ハンサムで背が高くてお金持ちな男の子だけが素敵なわけじゃないんだよ。
ほっそりとして、お人形のように可愛くて、素直なだけの女の子はつまんないよ。
人生はもっとゴタゴタして、いろんな物があって、いろんな幸せがあるんだよ。
君も貴女もとっても素敵だよ。
きっと、君たちの将来はもっと自由になっていく。
充分楽しんで生きておくれ。