暮れも押し迫ってきて、お正月には甥が帰ってくると思うと、心なしか嬉しい。
美味しい物を沢山食べさせて、ゆっくり寝かせてあげよう。
目が覚めれば、誰かしらが家に居て、人の気配と暖かいお茶やお菓子が出てくる。
自分の顔を見ながら、母親と叔母がなんとなし嬉しそうな表情をしている。
そこで昼寝でもしっかりしていなさい。
甥は、これから、毎年お正月は実家に帰ってくる事になっちゃうんじゃないかしら。
ちょっと遠いのが難だけれどね。
それこそ、徐々に進む家庭崩壊だ。
でも、そうなっても、甥を非難する気にはならないな。
お金さえ送ってくれば、帰ってこなくても良いなんて言われれば、一緒に暮らす意味が無い。
チビ娘達が学校を出て、独立したら、もう先の人生はそれぞれでも良いと思えてきた。
最後までお読みいただきありがとうございました。