「下流中年」を読んだ
非正規雇用で収入に問題がある12人の例が挙げられている。
何故非正規になったのか?
ただ単に就職時の社会情勢で新規雇用率が低かったために、そのまま正規雇用の道が閉ざされ、その人たちが中年、つまり若者としての援助体制から外されてしまったという。
月40万円以上の高額の年金を貰っている人も多い中、高齢者との格差が拡大する。
という事らしい。
そして、恵まれた高齢者より、困っている非正規の人々への援助が必要との事であるが、では、本当に月40万円以上の年金を貰っている人は多いのだろうか?
30万円以上でも0.59%、まぁ、1000人に6人である。
これは多いという数字何だろうか??
それは世間にはお金持ちは多い。
しかし、殆どの人は20万年未満の年金で生活をやりくりしている。
高齢者は恵まれている。
高齢者から子供、若年層へ支援をという声は大きいが、それって、「あんたはお金も使わずケチケチ暮らしてきたんだから、そのままケチケチ暮らせるでしょう。今の子供は贅沢に暮らしているんだから、隣の子供にステーキ食べさせてあげなよ」と言われている気がする。
自分の子供や孫にはお小遣いも出せるけれど、逢っても挨拶もしない隣の子にお年玉を上げる気にはならない。
ましてや、年金額の減少、医療費の増大、介護保険負担料の増など、予想もつかない支出増が言われている中、どうすれば良いのだと思う。
政府は5年間に1兆円をかけて再教育のシステムを作るというが、その中に高齢者はいるんだろうか。
70歳女性が5年間の再教育を経て、75歳から高給与の再雇用を望めるものだろうか。
大体が国は詐欺の様なものだから、それをあてにするのが馬鹿では有るが、ではどうしたら良いのかわからない。
環境整備といって、家の周りを掃除すればお金が入ってくるのか??
まさかね・・。
最後までお読みいただき有難うございました。