やることも見つからない。わくわくすることが無い。
どうやって時間を潰して良いかわからない。
65歳を過ぎて、仕事をリタイヤし、家族も自分が世話するのではなく、どちらかと言えば世話をしてもらう立場となってしまった。
そんな人達から「何もすることが無い・・」という嘆きの言葉を時々聞きます。
昨日の友人から話を聞いた女性も、ご主人が亡くなられ、子供たちも巣立って、専業主婦だった彼女は、さて、一人になるとやることが無い。
つまらないのでお酒を飲む、という事になってしまった様です。
でも、視点を変えれば、これってすごく贅沢な事ですよね。
毎日食べるのに困っていれば、退屈どころでは無い。
それなりに生活するお金には、困らないという事だもの。
それに、大きな悩みも無いのだろう。
高齢者の7割弱は生活には困らないと思っているが、言い換えれば、3割強の高齢者は生活に何らかの不安を抱えている。
何らかの方法で、働いて収入を得なければいけない環境かもしれない。
もちろん、私もその働かざろうえない一人である。
頑張っている高齢者は多い。
ショッピングセンターの交通整理に、雨の日も雪の日も合羽を着て、見るからに私より高齢の方が働いている。
その姿を見ると、本当に頭が下がる。
もちろん、働いている理由はお金のためだけでは無いと思うが。
私にとっては、ちょっと困窮している、今の状態は、退屈する暇が無いという意味で、ひとつの幸せかもしれない。
人生、いつもワクワクすることばかりでは無い。
ほんの時たま「うれしいなぁ」と思う事に巡り合うだけである。
ここ最近で、一番楽しみにしてワクワク待ち望んでいることは、チビ娘が中学の修学旅行で「お土産を買ってくるね」と言ったことだ。
2泊3日の修学旅行、新幹線、在来線、バスを乗り継いで行ってくるそうだ。
中学校の先生方も、このコロナ禍の状況で、さぞかし気を使われてご苦労な事だろう。
でも、お土産に何を買ってくれるんだろうと妄想している。
どうせ、中学の修学旅行だから、たいしてお小遣いを持っていないし、買える物は知れている。
でも、嬉しいな。
チビ娘が買ってくれるお土産。
何でも良いんだよ。栞一枚、絵ハガキ一枚だって、私には宝物さ。
今朝は公園を1周してから出社した。
花盛りの庭である。
甘い香りがするこの花は、小さい頃には鎖を作って遊んだ。
道路沿いにもたくさん咲いているこの花は、今が盛りで群れていると、それなりに美しい。
今はヤマボウシも満開だ。
1週、約1700歩。まだまだ足りない。
最後までお読みいただきありがとうございました。