この所、「新御宿かわせみ」を読みふけっている。
舞台は明治維新をぶっ飛ばし、新しい時代と子供達の世界に移る。
「宿・かわせみ」は多少姿を変えながら商売を続けている。
麻生宗太郎は狸穴に治療院を開設している。
畝家の未亡人「千絵」は骨董店を経営し、なかなかに繁盛している。
麻太郎は医師になり、源太郎は弁護士になっている。
そんな中で、神林道之進はどうやって生計を立てているのだろうか。
隠居所として住むところは用意してあったようであるが、お金なんて、座して使えば無くなってしまいそうなものだが。
麻太郎の留学の費用なども神林家が用意している。
誠に不思議だ。
自分が定年で、これからどうしようと思い始めると、他人の事でも妙に気になる。
だいたいが、幕末時の武士は殆どが生活に窮していたはずだ。
神林家だけが豊かだとは思えない。
何かで資産運用をしていたのかしら。
だとしたら何だったのだろう。
そんなことをつらつら考えながら、シリーズ7冊を読み終えた。
やれやれ