1.佐助の牡丹(御宿かわせみ)
かわせみに絡めどられていて、最後の方から目につくままに読んでいる。子供達の姿を見たいのだが、なかなか上手く巡り合えない。東吾の息子の麻太郎と養母香苗の場面が見たいのだが・・。平岩弓枝の文章は柔らかく心地よい。つい、他の本に手が伸びない。昨日は11時まで読んでいて寝そびれてしまった。
2.京洛四季
東山魁夷の小画集である。文庫サイズです。ブックオフで350円で買いました。長野市には東山魁夷館があり、彼の画は実物に触れる機会がわりとあります。穏やかな人の心を静かにしてくれる画です。長野県は山が多くて、彼の画によく似た景色が多くみられます。山に霧が立つ様子を見るときなど、あ~、東山魁夷の世界だと良く思います。出版時の定価は629円ですが、それでも、これだけの画とこれだけの文章に触れられるのは、なんと安いものだと思います。私たちは豊かな時代に暮らしているのです。