乗鞍に行ってきた。
下界は35度だけれど、乗鞍の畳平は14度という涼しさ。
その上、霧が立ち、天然ミストが覆ってくれる。
乗鞍は「信濃の国」にも歌われる県内有数の火山で、大きな岩がゴロゴロしている。
ちょうど岐阜県と長野県の県境に位置している。
お花畑の遊歩道が整備され、約40分程度の散策ができる。
申し込むと、無料でガイドさんが付いてくれる。
ほとんど平坦な道をゆっくりと、ガイドさんの話を聴きながら散策する。
登山をするほど元気はないが、山の空気とお花畑を楽しみたい人には最適だ。
勿論、片道1時間30分程度の剣が峰への登山ルートや、他の峰へのコースもちゃんとある。
お花畑にはクロユリも咲いていた。
もうちょっと終わりの様子である。
彼が豊臣秀吉の北政所に、珍しい花として献上したのに対抗した淀君が、多くのクロユリを取り寄せて、北政所に恥をかかせた。
この女の戦いが佐々成政の破滅を招いた。
そんな事を思いながら、これがそのクロユリか・・と、しみじみ眺めた。
その他にも「いわかがみ」「みやまききょう」他、沢山の花が咲いていた。
観光センターの屋根近くには「山ひばり」が沢山飛んでいた。
ちょっと足を延ばしてここまでくると、やはり世界が違う。
空気が軽い。
今は、高度約2200mをバスで一気に登ってくれる。
便利な世界になったものだ。
平日で、高山方面からは通行止めになっているにも関わらず、結構な人が来ていた。
それも、高齢者らしき人が多い(自分の事は棚に上げ)。
でもね、動ける、自分の足で歩けるうちに、できるだけ出かけないと、こんな所には来れ無いなぁと思う。
そう考えると、機会さえあれば、できるだけ出かけたり遊んだりしようと思う。
外国からの観光客らしき人もチラホラと見える。
やっとコロナも落ち着いてきたのだなと実感する。
最後までお読みいただきありがとうございました。