蓮の葉が随分と開いてきて、根も出始めてきた。
土曜日には植え替えてあげるからね。
もうちょっと待っていてね。
と、毎朝声を掛けてくる。
姉が股関節の炎症とのことで、ここしばらく歩行が困難。
でも、手術とかにはならず、自宅で鎮痛剤を飲むだけである。
そうしたら、叔母がお見舞い、お見舞いと騒ぐ。
入院しているわけじゃ無し、お見舞いなんていらないよ。
と、言うけれど、そう騒がれると悪い気がしない。
叔母さんの事も、たまには気にしなくっちゃ、という気持ちになってくる。
人間は現金だな。
やはり気遣いというか、贈答というか、その辺は思いがけずに重要ということらしい。
だって、会社の自動車保険も、社長の父親の葬儀に香典を持ってこなかったから、今までの代理店が外されたんだものね。
新しい保険会社が最初に入ってきた時は、社長への手土産だけでなく、従業員の皆さんに・・とお菓子を持って来たり、事務の女の子へお菓子を持って来たり色々お土産が多かった。
最近は社長への一点集中攻撃だ。
決裁権の有る人がわかったらしい。
ちょっとあからさま過ぎるくらい。
でも、思うんだ。
只ほど高い物は無い。
理由も無く安いものは無いんだと。
変に色々くれる人は、それの元を取る様になっているからね。
それが商売だから・・。