まったく、相も変わらずぼっとして、今日は携帯を落としてしまった。
そう言えば、そんな本が有ったなぁ。
さて、今日は
あまりに面白かったので、大きく載せておきます。
どれほど面白いかと言えば、2回もaudiobookで聴いて、その上kindleで本まで買ってしまった。
某自動車会社の話です。
レビューを見ると7~80%は事実らしい。
ますます現実とダブってきます。
手にしたきっかけは、読み聞かせで、面白くて長いものが欲しい!ということ。
だって、子守歌がわりですから。
そしたら二重丸でした。
会社に出たくない!このまま聴いていたい!という副作用付きでしたが。
話は、トヨトミ本家ジュニアが、美人局でヤクザに拘束されるところから始まります。
ジュニアねぇ・・、ほら、今社長のあの人です。
現(設定上)トヨトミ社長、武田剛平(モデルは奥田)、声優は迫力のある低音のだみ声。
モデルを検索すると、意外な紳士風である。イメージと会わないが、声に引っ張られて、いつしか想像の中で喋り出す。
トヨトミの社長が米公聴会の後、全米の販売店主の応援につい涙する場面も、あ・・TVで見た・・なんて思いながら聴く。
あの場面、この場面、実は裏にはこれがあったのか、この必然が・・と解き明かされる面白さが息をつかせない。
久々に脇目もふらず読み進む。
ロビイストの必要性、裏金の作り方などもわかってくる。
終盤で、石もて会社を追われた堤が、
「武田さんに頼まれたら、たとえ悪魔とでもビジネスをやる」という。
この人望はどこから来るんだろう。
どうしたら得られるんだろう。
そして、そんな相手を見つけたい。
ジュニアも海あり、山あり、嫉妬あり、羨望あり。
それでも、育っていきます。前進しようとしています。
これも、才能あふれる有能なだけのお話じゃありません。
人間臭いところが魅力です。
武田剛平は外国人労働者は不可欠だといっている。
トヨトミ自動車は、後20年の寿命だという。
時代はどう動くのだろうか。
やはり、本は素晴らしいと思います。
100%リアルでは無いけれど、こんな巨大産業の創業家を含む内側の世界なんて、田舎の婆さんの知る由もありません。
さて、もう一度読み返すとしよう。