華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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ベトナム旅行(バッチャン村とフランス料理編)

3日目は市内観光     

3日目は少しゆっくりして9時にホテル発、ハノイ市内の観光。

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湖のほとりの散策

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小雨模様の町中、緑は綺麗。

その後、ホーチミン廟、一柱寺、孔子廟など見学、定番コースらしい。

ベトナム料理のお昼、つけ麺が特徴だとガイドさんがいっていた。昨夜と似た料理。お店には中庭があり、高級なお店だとガイドさんはいう。

その後、ホテルで休憩。3時頃再度バスに乗りバッチャン村へ。赤い絵付けが特徴のバッチャン焼きの村である。あまりに沢山の陶器に目がチラチラする。ここは陶器ではなく、磁器だということでとても重い。記念に一つと思うけれど、あまりの重さにちょっとためらう。買うならせいぜい湯呑だけれど、湯呑も今使っているものを捨てかねる。もう、物を増やすことに消極的なのだ。その後フランス料理店で食事。一応コース料理。後は帰って眠ると早朝から空港へ。

 

旅行にかかった費用    

ツアー代 羽田までの空港タクシー往復付き 74,600円

空港タクシー割増料金             2,000円

ホテルニッコーハノイ割り増し料金     10,000円

バッチャン村・フランス料理OP       7,500円

お小遣い、チップ、飲み物他        35,000円

合計                  129,100円

 

おおよそ、お小遣い込で130,000円。「コーヒー」と「はす茶」の買い物が少なければ、本来は120,000円くらいで済むと思う。

 

総体的に         

楽しかった。随分と心配していたトイレもレストランや売店は綺麗な水洗が使えた。紙は流さないでくず入れに入れるようだが、つい流してしまったけど詰まるようなことも無かった。姉の足が悪いのであまり歩くのが長いと心配だったけれど、それも難なくクリアーできた。ガイドさんが若い人だったので、歩くスピードが速いのが難であったが、親切、丁寧なガイドさんだった。ホテルはツアーの参加申し込みの時からニッコーに頼んでおいたが、同行の人によると、ニッコーへの変更は満室だと断られたそうだ。幸運だった。出発まで、旅行社から3回も電話が入り、細かく確認してくれたのも良かった。言葉も、売店の売り子さんやホテルでも日本語が使えて不便はなかった。実質2日の旅で、あ~、日本じゃない所にいるんだと実感したら帰国するという感じだ。

最も面白かったのは売店で、持っていたお金を身包み剥がれてしまったことだ。まだ若いアオザイを着た女の子が数人寄ってきて、「私がチーフね。私が言えば良いのよ。まけてあげるからね。」と配下の女の子にベトナム語で指令を出し、ちゃっちゃっちゃと有るだけのお金を使わせてしまった。お見事である。と、いってもたいして持っているわけでもないし、カードは使えないしたいしたお客ではないのだが・・・。

そして、やはり街中の道路。バイクの群れ、それも子供を前に後ろに乗せて走っている。その中に自動車のクラクション、負けずに自転車が走っている。ハロン湾に向かうバスの横スレスレに走るトラック。それでいて、信号機も少ないし、交通事故も少ないそうだ。女の子も長いスカートでバイクを走らせている。

家の外で椅子を並べてフォーを食べる人たち。家の戸口で寝転んでいる人も見える。ちょっとした木の下には椅子に座った人が必ず見える。

4日目の朝、まだ薄暗い中、空港に向かうバスからは、自転車に花やら粽を積んだおばさんが道端で露店の用意をしている。

今の私は閉まる世界に住んでいる。部屋もクーラーを付けて窓を閉め、自宅も塀をめぐらし知らない人は入れない。人生も終盤で少しずつ物を減らし、行動範囲も交友範囲も縮めてきている。それに対して、ベトナムは外に開く世界。国民の平均年齢も若く、エネルギーが溢れて、これからまだ外に向かおうとする意欲を感じる。いつの間にか、自分の周りだけが世界と思いがちだけれど、違う世界があるのだという新鮮な感動。と、いってもたかが実質2日のかすったとも言えない旅だけれど。

追記 2017.9.28

 出発する前は随分と心配した。理由はまずトイレの心配。次に添乗員が付いていないのにハノイでガイドさんに逢えるかしらという心配。しかし、まぁ、何となく無事日程をこなすことができた。そして、意外と、あのバイクと自動車のクラクションがなつかしい。それで飽きもせず、今回はホーチミンの旅行を申し込んだ。良い時代だと思う。今回はJALのビジネスクラスと「ザ・レヴェリーサイゴン」に泊まる旅である。私は良くハノイから空港へ向かう道に、朝まだ暗い中、自転車に花や粽を乗せて露店の準備をしている女性の姿を思い浮かべる。彼女は私の同類である。私は本来ならば地味に毎日の仕事をこなしながら、何かもう少し生活を豊かにする方法はないかと模索している。毎日を慎ましく平凡に積み重ねている。今回、ホーチミンへの旅行は確かに格安なツアーではあるが、正直に言えば、私の約1ヶ月の生活費である。そんな老女が、キンキラキンのホテルに泊まろうと思う事が恐ろしい。150年前ならば船で通わなくてはいけなかったろう。それが、飛行機で寝ている間に6時間で連れて行ってくれる。世の中も私のような者が出かける事を許す空気がある。

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