美味しい朝食を頂き、7時半、ホテルに迎えのバスが着く。さぁバロン湾に出発。バスで3時間半の行程。その中にトイレ休憩のためお土産屋さんで30分時間をとってある。
何より先にお土産屋さん
1時間半ほどで、トイレ休憩を兼ねてお土産屋さんへ。刺繍コーナーもあり、ベトナム戦争の枯葉剤の影響による障碍者が実演している。ガイドさんが、刺繍も路上で中国製などが安く売られているが、お土産にはぜひベトナム製を買ってくださいという。アオザイも有りますとのことだが、誰がどこ出来るんだ??と思う。
今回はお土産に買うのは、ジャコウネコのコーヒーとはす茶、手芸品の小物入れくらいと思っていたので、1万円程度の予算しか持ってこなかった。もちろん予備費として5万円くらいは持ってきたが、使わないで帰るつもりである。
入口はまず刺繍製品。見事な刺繍のアオザイ。額仕立ての刺繍の画。ふ~ん、と見始める。その後がベトナム特産のスタールビー。まぁ、見るだけとショウケースに近づくと、お姉さんたちが寄ってくる。あれも、これもと出して勧めてくるが、お金が無いと断る。お金が無いって素晴らしい。きっと私はお金を持っていればスタールビーを買ってしまっただろう。円でもOK。カードでも良いと勧めてくる。お金を持ってこなかったと言うと、ガイドさんが、僕が貸せますという。お~~と、ちょっと待って、プレイバック・プレイバックと声がする。何しろお金が無いと言い続け、ともかく出口へ。同行のツアーの小父さんが大きなルビーを買っていた。一人で参加していたが、誰にあげるんだろうと余計な想像をする。ガイドのお兄さんが、バスの中でスタールビーは銀座で買えば5~10倍と一生懸命洗脳していたはずだ。
さらに30分ほどバスに揺られハロン湾へ。
ハロン湾クルーズ
近づくと潮の香。金曜日だというのに人出が多い。沢山のクルーズ船がいる。
早速に船に乗る。ハロン湾は龍が下りた湾といわれ、中国の桂林と並び奇岩が有名だ。桂林にも行きたかったので、ハロン湾クルーズはとても楽しみにしていた。
60人用の船が今回のツアー19人で貸し切り。なかなかゆったりと贅沢。出港するとすぐ、食事となる。その途中で海産物の売り子さんが来る。蝦蛄、蛤、カブトガニなど。バスの中でガイドさんがカブトガニが美味しいという。しっかり信用してカブトガニを別注したが、中身はそれほどなく、珍しいものを食べたというだけ。どれも油を使った料理で、中華もベトナムも違いはわからない。
食事が終わると、ウエートレスのお姉さんが売り子に変身して手芸品や装身具を売りに来る。ニコニコした笑顔でお客1人に売り子3人くらいが張り付いている。真珠のネックレスが2000円、直径4cm位の赤のサンゴ玉が4000円だという。いくらベトナムでも4cmのサンゴ玉が4000円は無いだろうと思い、イミテーションかと聞くが、本物だという。まさかね。
何も買わずに離してもらえそうも無かったので、チビ娘達のお土産に買った刺繍のポーチ(3個で1000円)とブレスレット(700円)。
わ~わ~わ、と食事が始まり、その後は即席マーケットが展開されて、誰も(?)ハロン湾なんて見ていない状態が続く。何しに来たんだい??女の人は買い物が好きですね。
そして、そして、そして買い物
帰りは又別のお土産屋さん。今回はジャコウネココーヒー、はす茶が置いてあり、試飲もできる信用できるお店だというガイドさん。
ぜひジャコウネコのコーヒーは欲しかったので、望むところではある。お店に入ると沢山のコーヒーの袋がある。そしてガイドさんが、こっちが高級といって奥に行くほどパッケージが立派になってくる。これが1番高級と言って出されたのが150gで7000円ほどする。5つ買えば1つおまけという。そのとき、私の財布の中には30000円とドルが少々。30000円の内訳は次の日のツアー代15000円とお小遣い10000円、予備費5000円。7000円を値引きして6000円にするから5つ買えと目の前にドンドンドンとコーヒーの箱を6つ並べる。おっと、そうだ!はす茶も欲しい。お金は30000円しかないので、お土産にするのに、そんな高いコーヒーはいらないというと、私の財布を覗いて、はす茶を1個、ジャコウネコのコーヒーの少し安いのを持ってくる。ぴったり30000円にして、「はい!おまけしておいた!」と伝票を持ってきた。そのチームプレーとテンポの良さに、これは持っているだけ有り金全部、身包み剥がされると笑いが出てくる。帰りの日に空港の売店でみたジャコウネコのコーヒーは200gで1500円程度だった。このお土産屋さんでは多分ぼられているんだろうが、面白かったので良しとする。
(箱が立派なジャコウネコのコーヒー)
(お土産用のジャコウネコのコーヒー 200g 多分3000円くらい)
(はす茶 蓮の花の雄蕊が入っている)
水上人形劇とベトナム料理
ハノイ市街に戻り、ベトナム料理を食べる。バナナの花のサラダが珍しい。フォーはホテルの朝食にも有った。お茄子の料理、豚肉の料理など種類はたくさん。生春巻きは野菜の生感が新鮮だ。朝もお昼もしっかり食べているので食べきれない。飲み物はマンゴージュース、3ドル。水上人形劇は魚の動きが凄い!人形自体は文楽などの方が凝っていると思う。生演奏なので、ベトナムの楽器を間近に見れてよかった。