40年間も自分の名前を偽り、逃亡生活をしていた人が亡くなった。
住民票も無く、健康保険も無い生活を、どうやって生きてきたのかと思う。
社会保険に入らない程度に働いていたのか?
源泉徴収はどうしていたのか?
彼が働いていた会社は、彼をどんな扱いにしていたのか?
社会保険に入らない程度の勤務時間で雇っていたのか?
訳アリだとは思っていたのだろうな。
これからマイナンバーが徹底すれば、益々彼の様に深く潜航することはできなくなってくるだろう。
良いのか悪いのか・・。
保険証も無いのだから、病気になっても病院にも行けない。
家族とは勿論連絡も取れない。
心細いとは思う。
霧島容疑者は70歳だと言うので、私と殆ど同じ世代だ。
全学連の尻尾が消えかかっている時代だった。
殆ど時代に取り残されていた私だが、もし間違えば、間違えば、何がどうなっていたかわからない。
非常に不謹慎だが、山も無く谷も無く今の歳を迎えられたことにホッとする。
ここまでくれば、もう後の終わりは予想が付き始める。
これからパッとした活躍もしないだろうが、細やかな年金で、後の10年~20年をおとなしく暮らしていきそうだ。
贅沢はできないが、食費だけは国が死ぬまで面倒を見てくれる。
最後までお読みいただきありがとうございました。