つい、この本を買ってしまった。
友人に長く「鬱」を患っている人がいて、要するに疲れ切ってしまうのだと言う。
それなのに、なかなか眠れないと言っていた。
この本は、お金が無くて「コンソメスープ」を万引きする所から始まる。
う~~ん、お金が無いのは厳しい。
乏しい給料で、過酷な労働環境により、疲労が重なり鬱となり、自殺未遂を繰り返す。
知り合いに、年金がおおよそ8万円/月という人がいる。
やはり、田舎とは言っても車を使い、家賃を払い、月8万円で暮らすのは難しい。
と、なると、働かなくてはいけないのだが、80歳という年齢を考えると、定期で働ける職場は無いと言う。
そうだな。と、思う。
人生の後半で何らかの波に会うと、その後の人生はやはり難しい。
まず、普通に生活できるお金が必要だ。
そして、普通に眠れる時間。
そうして、今の自分を考える。
私が、無事に生活しているのは、有能なわけでも、勤勉なわけでも無い。
多分に、これは私の能力とかは関係ない。
田舎で残業無し、休日出勤無し、社会保険有りで、とりあえず一人の生活を支えるに足る給与を貰っている。
親の遺産のようなものである。
何故なら、縁故採用なので。
なかなか、大病もせず、(交通事故などで)人も傷つけず、生きているのは、単なる幸運なだけである。