大の苦手のお客様。
どの位苦手かというと、ちょっと油断すると、このまま家に引きこもってしまいそうな気がするくらい嫌!!
それが、担当の女性がお休みの時、また窓口に来る。
大当たりである。
宝くじ当たったかな?
お支払いに来てくださったらしい。
窓口に出た人が、「お申し込みですか?」というと、
「払いに来たんだよ!!」
窓口「ありがとうございます。何のお支払いでしょうか?」
返事をしない。
返事くらいしてくれよ~~
俺様くらい有名人はいないと思っているかもしれないが・・・
普通、窓口の女性がお休みの時、私が出る場合は、おいでになったお客様が持参された請求書か伝票を見て、手書きの領収書をお渡しする。
それをお持ちでない時は、名前で検索してcpから金額を探す。
ただ、慣れないのでちょっとモタモタ・・
ところが、このお客様は名前も教えてくれないので、金額の検索もできない。
何のお金かもわからない。
私の所からは声は聞こえるが様子は見えない。
だから、私にはこのおじさんの顔もわからない。
数か月前に、お名前を教えて下さいと言って「お前は誰だ!」と怒られただけである。
誰だといっても事務員でしかない。
別に総理大臣や県知事が弊社の電話には出ないと思う。
でも、うちの事務員さんの凄い所は、淡々と領収書を探してお金を受け取っていた。
もう2回もとばっちりを受けているのに・・
帰りに窓口を思いっきりガシャンと閉めて、寸志のポケットティッシュを「いらねいや!」と言って帰って行った。
何故か私は妙に落ち込む。
私がこのお客様に当たったらどうしよう・・と恐れる。
私って、そんなに気の弱い人間じゃ無かったのだけれど。
それが昨日。
今日は、ちょっと持ち直す。
名前はわかった。
顧客名簿から住所と電話番号もわかった。
担当の女性が休む時は、必ず領収書を確認しておこう。
ついでに、社長に頼んで防犯カメラで顔写真も貼っておこう。
これでダメなら後はままよ。
あ~~、担当の女性は集金で席を外すことも有るんだ。
その時当たったらどうしよう・・
最後までお読みいただき有難うございました。