華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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65歳を過ぎても働く事への「迷い」と、今の職場を選んだ「決断」理由

65歳で定年を迎え、一応働く生活に区切りをつけた。

会社では、私は後何年、何ヶ月と同僚にも話し、自分にも言い聞かせてきたのだが、いざ定年となると、あっさり再雇用を選んでしまった。

理由は、やはり「お金」である。

年金を満額貰える年齢にはなったが、それだけで暮らしていける金額では無い。

退職金も若干でたが、零細企業の一般事務である。

勿論養ってくれる夫も子供もいない。

どこかで働かなくてはいけないと思っていたが、定年後の特技とて無い老女の働き口というのも、探してみるとなかなか無い。

と、いうわけで、今現在この場所にいるのだが、なぜ私がそれ程悩んだのか。

 

それは、私が経理という仕事をしていることが一因であろう。

 

勿論、私は社長じゃ無いし、それほどの責任が有るわけでは無いのだが、零細企業の常(??)で、月末になるとその日のお金をその日に使うなんて事もある。

今月の売り上げが、先月どうり有るとは限らないし、機械類がいつ壊れるかわからない(耐久年数はおおよそわかるけれど、できるだけ使うので・・)

そうすると、何々のために積み立てしておいたお金も、今現在の資金繰りに使ってしまう。

だって、利息を払うより、有るお金を使う方が賢明だと思うのだ。

どうせ借入するなら、1日でも少ない方が利息も少ない。

だから、売り上げが落ちないか、落ちても予測範囲で間に合うか等々の要らぬ心配に明け暮れる。

そんな不安に少々疲れていた。

だから、今の会社に再雇用してもらう事が一番私にとって良い条件だと思っていても、やはり最後まで迷っていた。

 

その「迷い」から再雇用を「決断」した理由は、

私の後任と目されていた女性が入社しなかった事が一番の理由と言える。

そして、私の健康状態。

毎日、もう休みたい、辞めたいと思うものの、別に寝込むほどの病気もしていない。

疲れるけれど、肉体的には楽な仕事で、屋内で座っていてできる。

 

そして、お金を使うのは楽しい。

働いていればこそ、チビ娘に何か送ってあげられる。

塾代も出してあげられる。

自分も温泉にでも出かけられる。

 

それにね、体が許せば働くのが自然と思っているのだ。

働くというのは、別に勤めるという事だけでは無く、家事でも良いのだけれどね。

理想としては、「天に星 地に花」に出てくる「つる婆さん」の様に働いて、ある日穏やかに死んでいた。なんて一生を過ごしたい。

とか、言いながら遊んでいるけどね。

「決断」と言うにはおこがましいが、一生懸命働いて、あまり愚痴も悪口も言わずに一生を終わらせたいと思っている。

 

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