日本は労働力不足で、海外から労働者を入れようと毎日TVで国会の様子が法会されている。
でも、かねがね、本当に労働力不足かな?という疑問はあった。
いや、ちょっと違うかな・・。
食べていかれる職が有るのかな・・という疑問があった。
だって、時給1000円だって、月20日働いて16万円、これから社会保険料を差し引かれ、手取りはぐっと落ちる。
2025年までに50万人の労働者を受け入れるというが、
10月末に総務省統計局が出した統計によると、日本には、すぐに就業可能で求職中にも関わらず、全く仕事に就けない「完全失業者」が162万人いるという。
さらに、「内閣府が出した『子供・若者白書』では、若年無業者(NEET)と呼ばれる人が71万にいると書かれている。
すでに、適職が無く働けない、もしくは働かない労働者が233万人いることになる。
これらの人に、さらに、高齢者も働けといっているから、潜在的な労働力はもっと増える。
賃金は安い方に振れるので、海外労働力が安価に提供されると、日本の潜在労働力はそれと競争しなくてはならなくなる。
先日、友人が
を読んだと言っていたが、現実には、いかに田舎でも、いや田舎だからこそ週3日働いただけで暮らせはしない。
阿部さんは、オリンピックに向けて建設労働者が足りない、と力説していたけれど、現実には生活していかれる給与のある職場が足りないだ。
ある程度の給与の保証が有れば、日本の162万人の完全失業者も解消するのではないだろうか。
そんな事、エリートぞろいの官僚は十分承知だろうけれど、大手企業の安い労働力をよこせ、という声に負けているんだろうか。
利益を出す、最も効率的な方法は労働力の搾取だから、企業にとって労働力は安ければ安いほど良い。
勿論、その恩恵に浴している自分がいるのだが。
その意味は、安い食品、安い衣類を喜ぶ私である。