友人から電話が入り、娘さんが亡くなったと聞く。
大腸癌で、後半月程と聞いていたが・・・
相当に痛みが有ったようで、友人はそれが可哀そうで、毎日夜には写真を抱いて泣いていると言っている。
慌てて、彼女の元へ駆けつけたが、かける言葉も見当たらない。
かつて読んだ「無事これ名馬」を思い出す。
この中で、主人公は喪主に ただ寄り添って傍にいてあげた。
宇江佐真理は、やはり人生の機微の名手だと思う。
今までは、親世代の訃報を聞き、最近は同世代も時々耳にする。
しかし、子供の世代の訃報はやはり、ぐっと胸に響く。
いろいろ言っても、年の順で逝きたい。
私の最低の親孝行は、両親より早世しなかったことだろう。
最後までお読みいただきありがとうございました。