華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(65歳)を過ぎ、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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多彩な人生を演じる樹木希林さん逝く。本を読むのも疑似体験か

樹木希林さんの訃報が届く。

個性的な女優さんであった。

ちゃんとした服装をすると、流石女優という存在感があるのだが、その辺の老女の役がうまかった。

あの年代は美人女優が多いのだが、それとは一線を画した風格があった。

「悪人」で演じた老女なども、その辺にいくらでも見られる一人である。

まぁ、そこそこでも、洋服と気の持ち方で美人(?)になれるのか、美人がその辺の老女を演じているのか?なかなかわからない。

 

姉がチビ娘に葡萄をあなた(私)の名前で送ってやれという。

今年はチビ娘が葡萄を送れと言わない・・と心配している。

それで、家の葡萄を買いに行ったついでに、チビ娘にも送る。

そうすると、届いたと電話が来ないかとうるさい。

そして、電話が来ると、私(姉)は電話に出ない!と拗ねている。

誠に面倒くさい。

チビ娘からは電話で、「この葡萄、皮も食べられるの?皮を剥くのは面倒だ」と、生意気な事を言って来た。

ワハハ・・生意気な・・と思うのだが、電話が来ると嬉しい。

子供の声を聞くと、心が浮き立つ。

 

女優でもなければ、数多くの人生を体験するという事は不可能だけれど、本を読むという事も、一種の疑似体験かもしれない。

 

草花たちの静かな誓い

この本は、幼児性愛の父親から娘を救うため、偽装失踪を企てた親子の話なんだけれど、花の咲く庭で、母親は小さな娘を抱きながら、「いつでも、どんな時でもあなた(娘)をママが助けてあげる」と語る。

いろいろと考えさせられる作品である。

大金持ちの家ってこんな風なの・・という思い。

専属の庭師とハウスキーパーのいる生活。

母から娘、娘から孫へと知らず知らずに受け継がれていた、「花は喋る・・」という感覚。

友情と信頼は、立場や財力とは別に成り立つということ。

読みだしたら夢中になってしまいました。

 

青山文平の「約定」

約定

では、「乳房」という短編が面白かった。

主人公は凄い魅力的な女性で、それ故に、男性から注視され、それが負い目になっている。

養父の勧めで結婚するけれど、相手は無難で倹しくて面白みのない男性。

ところが、実は・・、夫の正体は・・

中身は変わらないのだけれども、見る目(妻の)によって、まるで変ってしまう正体。

それも不思議といえば不思議。

 

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