華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

スポンサードリンク

母の命を繋いだ凍り餅

カーネーションが届いたと連絡が有り、

 

www.seikotyan.com

 ついでに、凍り餅を送ってくれると言っていた。

凍り餅は寒い地方では良く作られるかもしれないが、私は長野県以外では見たことが無い。

送ってくれるという凍り餅は、1月の寒い時期に、友人家族が臼でお餅をついて、1口大にして和紙に包み、水につけて、それを揚げて寒風で晒すという作業を何度も繰り返し、天然のフリーズドライに仕上げる。

自家製のお米を使った、100%地元原料手作りの貴重品である。

なかなか手間がかかっている。

お菓子としても売られているが、甘味を加えない素朴な凍り餅が私には美味しい。

固いままお茶菓子として食べる事もあるが、とても滋養があるので、妊婦や年寄りにおかゆの代わりに食べさせる事もある。

我が家では、母が食事ができなくなった時、この凍り餅だけは食べてくれた。

その頃、友人に無理を言って凍り餅を戴いていたのだが、その頃からずっと忘れずに送ってくれる。

秋には野沢菜を漬けてくれるし、誠に実家の母の様な人である。

凍り餅は保存食としても優秀で、黒いポリ袋に入れて密封し、暗所に置けば1年くらい平気で保存できる。

最近は春先に道の駅などで見かけるので、一度試していただくのも良いと思う。

 

そうそうと思い出し、去年の凍り餅を出してきた。

1つ1つはこんな形だが、藁で吊るして寒風に晒す。


f:id:seikotyan:20190509101655j:image

和紙から出すと、こんな形。

去年のものだが、色も変わらない。


f:id:seikotyan:20190509101712j:image

これを砕いて、お湯で戻すのだが、今は便利な電子レンジを使って、およそ3分。

お水の量はヒタヒタくらい。


f:id:seikotyan:20190509101733j:image


f:id:seikotyan:20190509101756j:image

トロトロになります。

そうそう、離乳食にも良いと言われた。

ちょっと芯が残ってしまったが、そう言えば、友人から去年の氷餅は固いので、トンカチで叩いて食べていると言われたんだと思い出した。

お湯に浸して5分程置いてからレンジにかけると綺麗に溶けます。

久しぶりに食べてみたら優しい味がした。

(我が家では姉が喜んで食べています)

 

楽天では売っていないのかと探してみたらここにあった。

お砂糖と塩が少し入っている。

商品なので食べやすくなっているんだろう。

 

スポンサードリンク