社長にポリープが見つかって、今まで朝飲んでいた紅茶はいけないと医者に言われた。
お好みのお茶を用意しますと言うと、番茶という。
スーパーでティパックのほうじ茶を買ってきたが、粉がでるだけで美味しくない。
スーパーに沢山出ているが、どれも長く置かれていて、美味しくなさそうだ。
毎日自分でお茶を入れていて、美味しくなさそうなので、欲求不満である。
自分で焙じて、すぐお茶を入れるのが一番美味しいけれどね。
会社ではそうもいかない。
社長のお茶くらい、もうちょっと良い物を・・と思う。
そこで、市内のお茶屋さんで買おうと思ったのだが、今はお茶屋さんが無いのだ。
昔のお茶屋さんは殆ど廃店してしまっている。
だいたい、お茶飲む人も減っているし、スーパーにはそこそこのお茶が沢山出ているものね。
それで、通販でほうじ茶を頼む。
運賃もかかって、そこそこの値段だけれど、それを覚悟すれば、今は何でも手に入る時代だなぁ。
お茶の専門店だから、美味しいと良いのだが・・。
昨日の「田園発港行き自転車」に、あるバーのためにシーザーサラダを作る娘の事がチラっと出てくる。
宮本輝は、結構食べる事も書く作家だ。
彼女は色々研究して、売り物になるシーザーサラダを作るのだが、正直、売り物になる食べ物が、そんなに簡単にできるのかな?と思って読んでいた。
この本には主人公が沢山いて、見方をちょっとずらすと、いろんな人の人生が浮き上がってくる。
その一人、平岩壮吉が、ある女性のために、富山まで出かけ、その女性が出店する美容室への力添えを頼む。
勿論、本人には内緒で。
愛情を抱くという事は、具体的に、その人のために行動することである。と、どこかで読んだ気がする(原文とはちょっと違うかな?)
でもさ、どのくらいの量の人に愛情を抱けるのかなぁ。
最近インスタを始めた人が、世界各地からメッセージを貰うとご満悦であるが、この人は私に年賀状を寄こしたことが無い。
しょっちゅう机に寄って来て、保証人まで頼んでくるのに。
私は年賀状を毎年出しているのに・・
と、いっても、ほんの小さな同じ会社の人間という意味で年賀状を出し、断れないというだけで保証人の名前を書いている。
だから、会社をやめたら付き合うことはないだろう。
私が今、愛情を抱いている相手、姉と甥とその家族、数人の友人、ネパールの娘。
それでも、大凡15人以上。
手が回らない・・