新平家物語を聴いているが、崇徳院の崩御の所で、あまりのご災難というか、いじめられ方の徹底さというか、いつの世もなかなか凄まじい事だとあきれる。
しかし、皇子重仁親王をもうけた兵衛佐局が流刑の地、讃岐に御供する。そんな所まで一緒に付いてきてくれた妻がいるのに国府役人の娘との間に1男1女をもうけている。
あれ、ちゃっかり。まったく、何考えているのか・・、いや、考えていないのか。
瀬を早み岩にせかるる滝川の われても末にあわむとぞ思う
この御歌が有名だけれど、逢いたい相手は誰なのやら。中宮の聖子か、兵衛佐局か国府役人の娘か、それとも皇子重仁親王、父親の鳥羽上皇か。