華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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300冊スタート(46)

1.秘話かわせみ (Audoble)

 文芸春秋での記念講演である。この時84歳か?しっかりした力のある声だ。恩師長谷川伸のことに触れている。彼女は末っ子の女弟子で、長谷川はどんな時でも彼女の電話は取り次ぐようにと家人に言っていた。彼女のどんな質問にも答えてくれたという。有る時、兄弟子達が長谷川に平岩を甘やかし過ぎだとクレームをつけた。長谷川の答えは、彼女との時間はもう少ない。今、背伸びをして、誰かが指で押しただけで谷底に落ちそうな彼女をどうしたら良いか。その背伸びの下に踏み台を置いてやることしかできないのだ。もうこの話は二度としてはいけないと答えた。

 彼女がこのエピソードを語る時は、ちょっと声が湿っていた。

 長谷川の人を愛する力の凄さに圧倒される。こんなに誰かを支えて愛情をかけることが私にはできない。甥の小さな娘達にさえ、贈り物をすればお礼の連絡が無いと不満に思う。本人が自覚しないにもかかわらず、ひたすら踏み台を置いてあげる事のなんと難しいことか。

 そして、二度とこの話はしてはいけない。と言い切れる強さが凄い。兄弟子たちの不満も不条理も承知してなお、これ以上の介入は許さないという姿勢を貫く強さ。

 本人(平岩弓枝)の声で聴く事ができる贅沢さに、しばし酔う。それでもなお、文字で読みたくてオール読物のバックナンバーを注文してしまった。この部分だけ切り取り取っておこうと思う。

追記 2017.6.13

 オール読物が届き、ドキドキと期待しながら開く。しかし、平岩弓枝のインタビューはほんのちょっぴり。「秘話かわせみ」とは全く別のものだった。

 

秘話かわせみ

秘話かわせみ

 

 

 

オール讀物 2016年 12 月号 [雑誌]

オール讀物 2016年 12 月号 [雑誌]

 

 

社会保険事務所の調査の通知来る

 会社で労災の上乗せ保険に入っていて、その書類を提出した保険会社から電話が来た。労災事故の人は骨折事故でリハビリ中。「後遺症が出るようならば診断書を取ってください」と保険会社の彼女が言うので、じゃあ、先生に後遺症はどうか聞いてもらいますねと返答すると、「診断書が出ても保険金が出るとは限りません」との返事。だったら言うな!とちょっとムッとする。

 そろそろ、29年の市県民税を給与明細に入れなくっちゃと書類をみると、普通納付の人も特別徴収で来ている。30年は全員特別徴収だけれど、今年はまだ自分で払いたい人が多いのだ。某村では問答無用に特別徴収の書類を送ってくる。まったくムッとしてしまう。それやこれやの電話をして半日終わり。

 午後は社会保険事務所の調査の通知。う~ん3年に1度くらいは有るのだが、調査という名前にちょっとビビる。何かあったらお馬鹿な事務員に変身の術だ(変身しなくてもお馬鹿だけれど・・)しかし、結構、1年に1度の仕事が多いなぁ。これで、1ヶ月の引継ぎでできるかなぁ。ちょっと心配だ。問題は・・ある。毎年休職する人がいるのだが、在籍しているということで、社会保険に加入している。年間9か月だけ勤めているのだが「常用使用」と認められるか?その辺が心配だ。「常用使用」の定義は期間の定めが無く1年以上続いて勤め、それが継続するものとのこと。微妙な線だな。社会保険労務士の意見は、9か月毎に解雇しろとのことだけれど、そう簡単にいくものか。待遇を良くするんだから認めても良いじゃないかねぇ。まぁ、調査の時に机上に上がらないかもしれないし・・。出たとこ勝負でいくしかないか。その辺の顔の皮の厚さは年の甲というべきか。

300冊スタート(45)

 

 

 1.鷹の羽の城

  この本で白石一郎に出会った。両親の愛情からも遠く、人々から恐れられていた人鬼と呼ばれた彼を愛する乙女と出会い、焚火で彼女を抱きながら幸せを感じている場面に憧れた。好きな相手と贅沢でなくても、毎日の仕事を終えて、抱き合いながら焚火を眺める暮らしがしていと思った。確か、まだ20代の小娘だったと思う。大切にしていたが、いつの間にか無くしてしまった。1円で売っていたので、つい買ってしまった。

 アマゾンのトップカスタマーレビューが凄い。ぜひ読んでいただきたい。

追記 2017.6.12

 アマゾンから本が届き、読み直す。妙と人鬼が焚火をして星空を仰ぎつつ寝むシーンを読みたくて、結局最後まで読んでしまった。忘れてしまっていたが、最後は悪くない。妙と二人、山に希望を抱いて戻っていく。頑張れ。

 

鷹ノ羽の城 (講談社文庫 し 4-2)

鷹ノ羽の城 (講談社文庫 し 4-2)

 

 

天候が体調にダイレクトに影響

 梅雨に入ったようだ。その上、昨日はなぜか眠れずに、やはり睡眠薬に頼って仕舞った。この所、睡眠薬の飲みすぎだ。眠れなくとも仕方が無いと腹をくくるか、縋って飲むか。人生はいつもギャンブルだと思う。きっと私はギャンブルには憧れないで済むな。だって、わざわざお金を掛けなくたって、いつも、丁か半かと迷っているんだもの。

 気圧が低いので、血圧も下がり気味で、血行が悪くなりそうだ。運動が足りないな。

対応としては、体を冷やさない事とか、柑橘類を取る事などとあるので、しっかり厚着をして、なおかつVCをたっぷり溶かした紅茶を飲んでみる。

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 ついでに手のマッサージを丁寧に。10分かけてゆっくりやってみる。背中の肩甲骨の周りをグルグルグル。

 さて、何とか退社時まで持つかなぁ。

 

いつも、拙いとりとめのない話を読んでくださり有難うございました。

hunsuke-web.info

300冊スタート(44)

1.嫁入り

 豊島屋の若旦那が京都から嫁とりをする。

 7年越しの遠距離恋愛が実ったのだが、おっと、半年前まで付き合っていた女の子がいたのだ。なんてこったい。男なんて、男なんて調子が良いわねと思いつつ、やはり、目の前でご飯を一緒に食べれる相手の方が強みかな。などと考える。男と限らず、女の子でもね。

 

嫁入り 鎌倉河岸捕物控(三十の巻)

嫁入り 鎌倉河岸捕物控(三十の巻)

 

 

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