お昼を食べてお腹が膨れると、瞼が下がってくる。
まぁまぁ穏やかな日である。
昨日帰ると姉が怒っていた。
姉は身の上相談が好きなのだが、今日は3人姉弟の姉からの相談。
姉は高校生、弟は中学生と小学生で、小学生の弟が引きこもりがち、かつ、暴力をふるうと言う相談だったそうだ。
母親はシングルマザーで、昼夜働いていて、家に居る時間が少ないと言う。
そして、回答は、この弟は愛情不足の可能性が有るので、励ましたり、愛情を掛けた態度で接してやるようにとのことだったらしいのだが、姉の怒りは、この様な時にこそ公共の手助けが必要なのに、ばらばらとバラマキのお金を使うくせに、肝心な事にはお金を使わないということだった。
私も思うに、高校生の姉に愛情を注げと言っても、まだまだ子供だ。
自分のことが一生懸命だと思う。
母親が昼夜働かなくてはいけないのは、端的に言うとお金だろう。
せめて、朝夜の食事は子供達と食べられるような生活ができる公助が必要だ。
子供が大切と言うわりには、子供手当もバラマキ的で、必要な所に必要な額が届けられているという気がしない。
相対的貧困が127万円とすると、家族4人で粗く考えると508万円が取り敢えず必要となる。
でも、朝晩子供とご飯を食べ、土日祭日に子供を遊ばせて、なおかつ塾に通わせる生活が女性一人でできるかと考えると、少なくとも私にはできない。
出生率を上げるよりも、まずは今いる子供をどうやって育てるかを考えるべきじゃ無いかな。
日本の子育ての道は遠い。