「流血女神伝」の著者「須賀しのぶ」さんは著書が沢山有るんだね。
今まで知らなかったので、世の中にはいろんな人がいるのだとつくづく思う。
今更に、こんな出会いもあるから面白い。
同じ作者の「芙蓉千里」を見つけたので読み始める。
Audbleでは「我々はどこから来て、今にいるのか? 上」を聴いている。
これによると、日本は出生率1.34。
これから人口減少が進み、生産力も衰え、放っておけば勝手に衰退していくだけだという。
戦争をしかける意味も無い国らしい。
ちなみに最も出生率が高いのは、二ジュールの6.89である。(2020年統計)
聴くだけでなく文字で読みたいのだが、2400円は高い。
しかし、kindleだと960ポイントが付く。1440円と考えると手が届くか?
でも、できれば紙の本で読みたいが・・・
ちょっと悩む。
識字率の向上→女性の地位向上→出生率の低下→国家としての衰退
という事らしいが、国家が衰退しても文字も読めない時代に逆行したくはない。
今住んでいる所も充分田舎であるが、もっと山奥に集落がある。
多分中核都市というか、人口3万くらいの市部まで歩いていくと1日がかりという場所がある。
こじんまりと田畑もお宮もお寺もある。
150年前にここで産まれていたら、この集落から出ることも無く一生を終えていたかもしれない。
何となく時代の波で大学に進学し、家に帰るには電車を乗り継ぎ6時間かかっていた。
少し東京で暮らし、実家に帰りしばらくすると新潟への道路が開通した。
さらに飛行場が県内にでき、福岡・札幌が近くなる。
チャーター便も飛ぶようになった。
私の世界は驚異的に広がった。
私は個人的には幸せだったけれど、国家としては衰退していく。
民族的には、いつか誰かがそのつけを払わなくてはいけないのだろう。
人口を増やすために移民を受け入れ、それにより現在の社会構造を変化させていくか、人口減少を受け入れるかの選択を迫られるだろう。
それが孫の代か、その孫の代か。
最後までお読みいただきありがとうございました。