家まで戻って、さて家の鍵を持って入ろうと思うと、鍵が無い。
さては、今朝、家の鍵をかけるのを忘れて来たのだろうか?と思いながら、家の呼び鈴を押す。
姉が出てきたので、いつも鍵を置いてある場所をそっと見る。
置いてあるじゃないか!!
やっぱり、朝忘れていったんだ。
と、思うと、姉が郵便局のお姉さんが持ってきてくれたという。
ピンポンという音に玄関に出てみると、「これ、お宅のではないですか?」と見慣れた鍵を持っていたという。
慌てて、ジュースをあげちゃったわ。と、姉が言う。
夜中に庭を姉と二人で、懐中電灯片手に探さなくっちゃ。と思っていたので、感謝感激雨霰である。
これから郵便局のおねえさん、おにいさんには愛想良くしよう。
思いがけない幸運であった。
最近、決まったルーチンワークは覚えていない事が多い。
薬もそうで、飲んだかしら、飲まないかしら?とふと不安になる。
家に鍵をかけるのもそうで、少し出かけてから、鍵が不安で引き返す事も有る。
薬の管理ができなくなると、もう認知症の始まりだと言われるが、そうかもしれない。
急にできない事が増えてきた気がする。
昨日は信濃町にトウモロコシを買いに行ってきた。
産直市場では、駐車場は満車。
トウモロコシ売り場は人数制限をしていて、すぐには入れなかった。
買ったトウモロコシを車まで運ぶのも大変。
たかが1本130円のトウモロコシを1万円分も買うのだ。
約77本!
それだけ買い占めて、下の息子の嫁さんが好きだからと回り道して届け。
お中元の集金に来るガソリンスタンドのお兄ちゃんに「すごく美味しい」と家族分渡し、美容院の先生に届ける。
だから、思ったほど自分の分が無く「もう一度買いに行く!」と言う。
去年は片道3時間のショートツアーも平気でできたのに、今年はぐっと疲労感が押し寄せる。
家に着くとへとへとである。
最近は人混みが超苦手となった。
暑さのせいも有るかもしれないけど。
帰宅すると姉は「私の先祖はインディアン」と言いながら茹で始める。
確かに美味しい。
姉の「もう1度買いに行く!」と言うリクエストに、私は機嫌の良い返事ができない。
最後までお読みいただき有難うございました。