珍しく甥(チビ娘の父親)からメールが来た。
内容は「チビ娘に月に1冊でも良いのでお勧めの本を送ってほしい」という事であった。
チビ娘は本が好きなんだ。
良く、この本を送って!というメールが来ていたが、高校になってから来なくなった。
クラブで忙しいのかな?と思っていたが、遠慮というものを知るようになったらしい。
飽くまで親の言い分だけれどね。
昔、曽野綾子の随筆に、息子の太郎君には、本屋さんからつけで制限なしに本を買う事を許していたという。
また、渡辺昭一さんは、決して豊かとはいえない家庭であったが、父親が本だけは無制限に買ってくれたと書いていた。
私の家も、それほど豊かとは言えないが、本に不自由しない程度のお小遣いを貰っていた。
本を買っても怒られなかった。
でも、それ程教養高いという家庭では無かった。
近所の友人の家には文庫本のセットが置かれていたし、中学の友人宅には「源氏物語」のセットが揃っていた。
それを見て羨ましかったものだ。
でも、いろいろあって、70歳に手が届く年齢まで生きてきたけれど、やはり本が好きでよかったと思う。
本が1冊有れば、それだけで小さな異次元カプセルができる。
一人で喫茶店にも入れる。
だから、チビ娘が本が好きだというのは、ちょっと嬉しいんだ。
私にも似たのかな。なんて思ってね。
高校生のお小遣いの平均額は約5000円だそうだ。
私が付けた井上ひさし版 649円
私のお勧め「香君」3400円
これだけで合計 4797円
なるほど、高校生5000円のお小遣いでは、本も買えないね。
勿論図書館も使っているだろが足りないのだね。
本を読むのも体力がいる。
若くて元気なうちに、もりもり挑戦しなくっちゃね。
頑張れ、頑張れ!!
おばあちゃんは、少ない年金から応援するよ。
何かなぁ・・そんな調子の良い事言うけれど、実際の所、増えるのは出金、減るのは稼ぎで堪んないよね。
最後までお読みいただき有難うございました。