いつの間にかノーベル賞の季節になったのだね。
昨日のTVはノーベル賞のオンパレードだった。
秋だね。秋と言えば読書の秋。
まぁ、秋じゃなくても読むけれどね。
「月下氷人 金椛国春秋外伝」を読んだ。
この本は11巻も有るのだ。
つい、前に戻って読みたくなって、始めから11巻全巻読んでしまった。
流石に11巻は長い。
でも、通勤の行き帰りに、朝の洗面、食事、化粧の間に。
夕飯後に、昼休みに、そして、いけないことに仕事の合間にと、読み続け、封印していた寝ながら読書もチラチラと始めてしまった。
強制されなくても、やりたくて仕方が無いとうのは、多分面白い本を読むことだろう。
夕飯を食べながら、チラチラとスマホを見る。なんて、姉からしたら噴飯ものだろうね。
でもやっちゃうんだ。
私だって、チビ娘が夕飯食べながら本を読んだりしたら、せっかくここ(おばあちゃんち)まできて、話もしないで本読んでんじゃないわ。と、怒りたいものね。
だから、お行儀が悪いということは分かっているんだけれど、分かっているんだけれど、つい読んじゃうんだね。
では、この「金椛国春秋」の何がそんなに面白いのか。
やはり、最初の展開の斬新さだろうか。
政府から命を狙われている病弱な男の子が、後宮に女官に扮して隠れる、そのスリル。
常に命の危険と裏表の状況設定が面白い。
そして、面白さはそれだけではない。
それぞれ別の本にできるような、いくつものストーリーが交錯している。
弦月と小月の物語、皇帝陽元の物語。
弦月と凛凛の物語。
ここでは、名前って大切なんだなと思った。
名前を見るだけで、何となく親がどんな想いで付けたのかわかるような気がすることがあるものね。
そして、想いを繋ぐって、行動が必要なんだと実感する。
弦月の方が綺麗で賢くて、凛凛は醜い大柄な女性だけれど、常に行動して思いを繋いでいったのは弦月の方だものね。
その結果が今の関係だもの。
何でもなくボーと立っていると、命がけで助けてくれる相手が出てくるなんて思っちゃいけない。
最後までお読みいただき有難うございました。