「貯蓄300万円で大丈夫」という心強い言葉が目についた。
某コンビニでコーヒーを買い、ふと見た雑誌にそれは大きく書いてあった。
女の子が沢山出ている雑誌で550円もした。
内容は、高齢になっても「仕事をして収入を得ろ」という。
ガッカリである。
高齢になると体力が無くなる。
職場が無くなる。
お金が無くなる。
その上、何歳まで生きるのかわからない。
例えば、今年中に寿命が尽きるのならば、今あるお金で何とか過ごせるだろう。
そんなに節約しなくても暮らせるかもしれない。
しかし、100歳まで生きてしまったら、どうしよう。
年金の範囲で施設には入れない。
葬式代も多少は用意しておかなくては、残された人たちに迷惑がかかる。
両親のお墓やお骨の整理もしなくてはいけない。
これらは追々と思っているが、そんな時間は残されいるんだろうか?
だから、どのくらい貯金が有れば良いものか、と、考える。
それも、自分で手の届く範囲でね。
内閣府による高齢者の経済状態は、それほど心配なく暮らしていけると感じている人は、64.6%、つまり、4割弱の人は私の様に多少なりとも不安を持っている。
最近、「貯蓄が無くても、それほど心配はない」なんて見出しがあって、つい飛びついて読んでしまうが、結論はいつも「高齢でも働け」である。
定年制も廃止される方向で政府は動いているらしいが、現在働いている会社に続けて働きたいと意思表示すれば、80歳でも90歳でも働けるんだろうか?
最近、目はかすむ。ミスは多いで、ちょっと、もう働きたくない・・と泣きが入りそうだが、会社側から、「貴女はミスが多くて日常業務は無理だと思うから、もう辞めて欲しい・・」と泣きを入れることは可能なんだろうか?
ミスと言ったってね、合計が10円違うとか、些細なミスだけれどもね。
確かにね、月10万円の収入でも、年間120万円、65歳から、85歳まで20年間働けば、2400万円貯蓄してあるのと同じだものね。
でも、月10万円の収入を確保する職場が問題なのだ。
友人と話すのは、もう働く場が無いよね・・という結論ばかり。
「言うは易し、行うは難し」である。
最後までお読みいただきありがとうございました。