土曜日にスイカ村でお中元の発送を手続きしたが、
ついでに自家用にも買ってきた。
今年はスイカ村のおじさんが、小玉じゃ無くて大玉になっちゃったと笑っていた。
これで、約35cmくらい。
皮が薄くて、とても甘いスイカだ。
スイカ村が始まって1週間くらいしか出ていない。
比較的生産量が少ないらしい。
だから、私はスイカ村が始まると狙っていて、早速でかける。
今年のスイカは外皮の色も濃くて美味しそうだ。
中を割ると、真っ赤な果肉。
シャキシャキとして、今年は特に甘味が濃い。
食べると、体に甘くて優しい水分が満ちてくるようだ。
マンゴーも美味しいが、マンゴーは重い。
このスイカは瑞々しくて、軽くて食べても胃に負担はないし、栄養のある水分が形を持っているようだ。
本当に食べる点滴みたいに体に染みわたる。
これで1玉800円。消費税込みである。
知人宅にもお裾分けしようと6玉買ってきたのだが、あまりの美味しさに全て自家用となった。
土曜日から毎日毎日、夕飯はスイカの日が続いている。
家に帰ると、1玉づつスイカが消えている。
挙句の果てに、この土曜日はまたまたスイカ村に買い出しに出かけると言っている。
昨日は日中暑くて、少々バテ気味であった。
家に戻り、お風呂に入り、窓を開けて少し涼しい風が入る部屋でスイカを食べる。
とても夕飯は食べられないのだが、スイカだけは食べられる。
そして、不思議な事に食べると何故か元気が湧いてくる。
TVをつけると、年金は減らさなくてはいけないとか、
これからは100迄働けとか、色々大変だなぁ・・この国はこれから年寄りにしわ寄せがくるのかなぁ・・なんて思うけれど、
でも、こんなに美味しいスイカを食べられる。
それだけで、この国は、結構捨てたもんじゃないと考える。
あちこちで紫陽花が綺麗に咲いている。
雨が多いので、田圃の緑も綺麗だ。
田舎の老婆であるが、景色は綺麗だし、果物も野菜も美味しい。
友人に先日送ったお醤油豆、美味しいよとメールが入る。
3粒あればご飯が一膳食べられると書いてあった。
シャネルのスーツを着なくても、フレンチのフルコースを食べなくても、
そこそこの幸せがここにある。