華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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紅霞後宮物語 第二幕

紅霞後宮物語 第二幕の展開

数代前の庶皇子であった文林が、甥孫から帝位を譲られた事情が明らかになる。

そして、先帝の皇子が現れ、宮廷は皇位の継承を巡る争いが始まる。

今回は珍しく、文林が小玉のの願いを入れて、先帝の子供の命を助ける。

その理由は・・

 

今回は、小玉の性格がより鮮明に書かれる

1.ガサツ

  皇帝文林に肩を揉ませ、おっさんくさく呻く。

  恋愛面で察する事ができない。

2.夫(文林)と子供(鴻)を連れて逃げて、どこかで畑耕して養おう

  クーデターで、皇帝(文林)が譲位させられ、命が狙われる可能性もある。

  その時の為、逃亡路を確保し、隠れ家を用意して連れて逃げようと思う。

  なんて、男前の小玉。

  それが出来そうなところが魅力である。

  強い女って大好き!

 

3.わりと冷淡

  自分から踏み込まない限り、小玉は手を差し伸べてやれない。

  小玉から動く事はない。

  

  何よりいけないのは、文林に「新たな出会いをあげよう計画」を立てることだ。

  本当に余計なお世話だ。

  好きな女からそんなことをされる文林に同情する。

 

  突然、男と女って面倒!となる小玉。

  

最後に・・

文林を一人にできないとか、危なかったら連れて逃げようとか、小玉のそれほどの想いを愛とは呼べないのだろうか。

この世の女の中で、いや、この世の人間の中で、ただ一人小玉に執着する文林。

ある意味、その執着ゆえに、彼女の意志を無視して自分の膝下に置く事も出来ない。

うすうす、その文林の気持ちを察している小玉。

共寝して、その体温の暖かさを確かめて眠るのに、なぜ男女の仲になれない・・。

 

まぁ、物語ですから・・

そのじれったさが快感です。

陰湿な文林とその政策のわりに、明るい面白みが溢れる。

それは、(女として)鈍感な小玉に振り回される文林の面白さか?

 

まだまだ、この夫婦はどうなるのだ・・と、目が離せない。

 

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