華寿過ぎて・・・これからの準備

華寿(70歳)を過ぎた独身女性、子供の無い不安、生活苦、節約、貯蓄など、時々生活の楽しみも書いています。

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本の中に元気を貰う

最近はすこぶる本を読まない。

やっと「水底の橋」を読み終わる。

ハッピーエンドで終わる。

本当に安心できる本だ。

ヒロイン「ミラル」がカッコ良い。

身分違いの恋も諦めず、

勉学も諦めず、颯爽と自分の道を行く。

女の人が颯爽としているのは、凄く嬉しい。

 

後書きを興味深く読む。

作者の上橋菜穂子は、この本を2年もかかって書いている。

著者は数多くの本を出しているので、湧き出でる泉の如く作品ができるのかと思っていたが、そうでもないらしい。

 

先日、算数の問題を1問解くのに時間がかかるというのを書いたので、夜「天地明察」を「audible」で聴く。

ちゃんとしたナレーターが読む文章は安定していて聴きやすい。

やはり春海は魅力的だ。

彼は碁の名門「安田家」の直流に生まれ、才能も有る。

しかし、人生に飽きていた。

その彼を夢中にさせたのが、「算法」である。

春海の心が、とてもイキイキと書かれている。

喜び、恥ずかしさ、失望、恐怖。

その中で、変わらず流れる誠実さと勤勉さ。

読書って凄い‼️

こんな世界を追体験できるんだもの。

 

今日は石楠花が咲いていた。
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