最近はすこぶる本を読まない。
やっと「水底の橋」を読み終わる。
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- 価格: 1,728円
ハッピーエンドで終わる。
本当に安心できる本だ。
ヒロイン「ミラル」がカッコ良い。
身分違いの恋も諦めず、
勉学も諦めず、颯爽と自分の道を行く。
女の人が颯爽としているのは、凄く嬉しい。
後書きを興味深く読む。
作者の上橋菜穂子は、この本を2年もかかって書いている。
著者は数多くの本を出しているので、湧き出でる泉の如く作品ができるのかと思っていたが、そうでもないらしい。
先日、算数の問題を1問解くのに時間がかかるというのを書いたので、夜「天地明察」を「audible」で聴く。
ちゃんとしたナレーターが読む文章は安定していて聴きやすい。
やはり春海は魅力的だ。
彼は碁の名門「安田家」の直流に生まれ、才能も有る。
しかし、人生に飽きていた。
その彼を夢中にさせたのが、「算法」である。
春海の心が、とてもイキイキと書かれている。
喜び、恥ずかしさ、失望、恐怖。
その中で、変わらず流れる誠実さと勤勉さ。
読書って凄い‼️
こんな世界を追体験できるんだもの。
今日は石楠花が咲いていた。