今聴いている(読んでいる?)
は、作家佐藤優氏が監修した米原万理の作品のアンソロジーである。
何と、現実には2人は10回を少々上回るほどしか会っていないのだ。
それなのに、これほどの濃い友情(?)、交流が図れるとは・・
佐藤氏が外務省疑惑事件で渦中の人となった時も、米原氏は連絡を取り続ける。
不運の時、さっと潮が引く如く人の波が引いていく中で、佐藤氏に連絡を取り、支えようという意志を示し続けた。
その状況は、米原氏が佐藤氏を見つけ、友情という心情を送り続けていたことにほかならない。
友情とは自分の意志により、継続され育てられていく物なのだ。
お金と時間を使って、自分で育てていく物なのだ。
ちょっと表現は違うけれど、相手に惚れていなくては育てていくなんてできないものね。
と、これを読み、今ある友人達を大切にしようと再度思う。
私から連絡しよう。
お元気ですか?お変わりない?
何かお役に立てる事は無いかしら?
そんな便りをしてみよう。
さて、この本の中に書かれている「金色の眼をした銀色の猫」が楽しい。
ロシアの地下鉄の出口で売られていたロシアンブルーの子猫2匹。
ロシアから日本に連れてくるまでのドキドキ、ハラハラ、猫に魅入られた恍惚。
飛行機の中での大騒ぎ。
あまりに面白くて、その続きが知りたくて
を買ってしまう。