今の所、姉の食事代わりになっている柿を、上田に買いに行った。
柿の箱を見ていると、高齢のご婦人が「この柿は美味しいのよね」とおっしゃる。
あら、と思いながら、そうなんです、とか少々話す。
同じお店の中で、漬物に使う大根を見ていると、別のご婦人が「このお大根美味しいのよ。でも去年は半額くらいだったわ。今年は高い。作る人の事を考えると仕方ないけれどもね」と話しかけてきた。
上田の人は気さくだなぁ。
買い物をしながら話しかけられる事なんて、初めて。
正直、ちょっと嬉しかった。
このお店で、小粒のミカンを1山買う。
昔は10kgくらいの箱をみるみるうちに食べ尽していたが、最近は減りが少ない。
それに小粒のミカンを1個2個食べれば充分。
食べられなくなった自分に、老いを感じる。
友人からメールが届き、同居していた息子さん一家が家を建てて別居するという。
友人は70歳、まだまだ元気であるが、普通ならそろそろ別居していた家族が同居を考える年齢である。
今の時代は違うのだなぁ・・。
まあ、身を寄せ合って、力を合わせなくても暮らしていかれるほど、時代も世間も豊かになったということか。
それは幸せなのかなぁ・。