父が健在だった頃、御嶽山の行者だという友人がおり、何かの折には祈祷してもらっていた。
我が家は女3人で、兄が2人いたが早世していた。
有る時、この家(私の家)は男の子の縁が無い。といわれ、娘達に養子をとるのは諦めたそうである。
私は、フン、何を言っているのだと思っていたが、父の死後、貸家にした家の男の子が自動車事故で無くなった。
流石に、ちょっと不気味な・・と思って気持ちは良く無かった。
有る時、父が世話になった方が、ある宗教を勧めに来た。
父は断れず、両親と私が一応籍を置いた。
教え自体は常識的な物で、信じれば必ず救うとのことであり、当時迷っていたことも有り、藁をもの思いで縋った時期もあるが、現状は変化しなかった。
その後、力のある人がいる。と紹介された女性は、困って電話をしたら「そのまま待て」という。
待っていても何も起こらなかった。
有る時、仕事の関係で挨拶回りをしていると、相手の人が慌てる。
後で、一緒にいった人に訊くと、相手の会社の人はいろいろが視える人とかで、私の後ろに沢山が憑いていたという。
私はと言うと、ちっとも視えないし感じない。
わからないものは、無いと同じと考える。
会社のお稲荷さんの社が古くなり、ついでに勝たずけようと思い立ち、大掃除に片付けてと頼んだ。
そうしたらみなさん嫌だという。
祟りが怖いって、
若いわりに信心深いことだ。